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March 12, 2020 / 2:22 AM / 25 days ago

国際認証が求めるレベルの先を行く

2つ目の権威ある国際認証を取得した早稲田大学ビジネススクールは、世界でも類を見ない価値を提供できるコミュニティとして進化し続けている

AACSB認証取得

多くの世界トップクラスのビジネススクールは、三大MBA国際認証(AACSB,EQUIS,AMBA)と呼ばれる資格のいずれかを取得し、第三者機関の評価により教育の品質が保たれていることを証明している。この度、早稲田大学ビジネススクール(Waseda Business School: WBS)は、2020年2月にAACSB認証を取得することが決定し、昨年のEQUIS認証取得に続き2つ目の権威ある資格を獲得した。この2つの認証をあわせ持つことは世界の一流校の象徴とみなされており、国内ではWBSが2校目である。

「AACSBは米国、EQUISは欧州のビジネススクール認証団体なので、世界中から学生を受け入れているWBSにとってこの2つの認証取得はマイルストーンとして非常に重要です」とWBSの入山章栄教授は話す。入山教授は米国で博士号を取得後、同国のビジネススクールで教員をした経験も持つ、日本のビジネススクール教員の中でも希有な国際派だ。その経験も踏まえて、入山教授はこう続ける。「けれども、ダブルクラウンを取れば安泰という時代は完全に過ぎました。今回の認証プロセスを経て、私はWBSがAACSBの基準をいい意味ではるかに超えており、世界でもかなりユニークで群を抜いた価値を持っていることを再確認できたことが、何よりもよかったです」。

AACSB認証を発行する非営利団体AACSB Foundationは、対象校が15項目の独自基準を満たしているかを数年かけて審査し、認証を発行したあとも5年ごとに改善プロセスを継続審査する。AACSBに評価された主な点として、入山教授は「WBSの教員や学生の質が基準を上回るくらい高いこと、未来に向けてさらなる向上の意思があること、組織のユニークネス」を挙げる。さらに、AACSBでは実社会で生きる知見や経験を提供しているか、ethical leader(倫理的なリーダー)を育てているかといった点も近年重要視されており、「これらはWBSが以前から取り組んできたことなので、高く評価していただいたと思っています」。

WBSの最高の魅力の一つは、ハイレベルでカオスな教授陣

一方、AACSBから指摘された課題は「組織が教員などに属人化されている部分があり、一見ごちゃごちゃしているところだった」と入山教授は言う。「でも、これこそがWBSが世界的にみてもユニークで、その魅力の源泉となっている部分なのです。したがって、国際基準に向けて直すべきところはさらに改善していきますが、WBSの『カオスであるが故の魅力』は、むしろさらに輝かせないといけない」。

国際標準への改善については、すでに様々な改革が始まっている。例えば、今まで教員が独自に行っていた「Assurance of Learning(AOL:学びの質の保証)」をシステム化するなど、組織の透明性を高める努力が続けられている。

WBSのカオスな魅力の源泉は、「WBSの『実』と『学』の両者にまたがる極めてハイレベルな教員」と入山教授は述べる。「WBSにはコンサルティング業界のトップを務めたような方々が、フルタイム教員としてゴロゴロいます。加えて、学界のトップ、IT界の重鎮など、最高水準の最高に面白い先生たちがいて、パッションを持って授業をし、それぞれがWBSをさらに面白くしようと自発的に様々なアクションをとっています。教員一人ひとりが相当エッジのかかったリソースを持っている。WBSのビジョンの一つはactionable knowledge(実践知)を生み出して発信し、共有することです。これは、『実』と『学』の両方でハイエンドな教員がいるからできることで、大胆に言えば、これだけの人員がバランスよく高いレベルでいるビジネススクールは、世界でもそうはないはずです」。

「一例をあげれば、私が担当している科目『グローバル経営』を他に担当されているのは、平野正雄教授と池上重輔教授のお二人です。平野教授は、もともとマッキンゼーの日本の社長を務められていた、コンサル界の大重鎮。一方の池上教授は、ボストン・コンサルティング・グループやソフトバンクで重責を務められて、いまは世界最大の国際経営分野の学会Academy of International Businessの日本の代表です。まさに実と学の超ハイブリッド。そして私は、米国で10年研究してきたバリバリの経営学者。このバラバラの3人が、同じ科目を教えているんですよ!ですから、AOLに沿って最低限の授業の内容は揃えるのですが、その教えるスタイルは三者三様です。だからこそ面白い」。

「私は米国のビジネススクールに10年いましたが、その経験から見ても、WBSで起きていることは、ある意味で世界でも最先端を行っているかもしれないと思います」。

圧倒的な多様性、カオスを促すゼミ

入山教授は続ける。「結果として、日本中・世界中から様々な社会人学生が面白そうだと来てくれて、さらに色々な人たちを呼びこんでいる。このダイバーシティが、今ものすごくいい感じの好循環を生み出しています」。

授業の豊富さも魅力だ。科目の種類は約240にもおよび、「履修者が120人のような人気授業だけでなく、数人しか受講しないようなマニアックな授業も結構あって、学びたい人が学べる授業が何らかの形で提供されています」。

この多様性を加速させ、さらにWBSを「魅力的なカオス」にしているのが、ゼミの仕組みである。WBSではゼミが必修であり、その結果、教授やゼミの仲間と非常に充実した時間を過ごすことになる。ゼミは日本特有の授業形式であるため、AACSBから高評価を受けた一方で、学生の就職や評価、卒業生のネットワークもある程度ゼミに帰属している部分もあり、はじめは理解が得られにくかった。

「ゼミのやり方は各教員に委ねられておりマニュアルに則ることができないため、評価が難しいのだと思います。米国では、『この授業は何のためにあるのか』というのはすべてマニュアル化されていますから。けれども、そこに価値がある。AACSBの認証を受けてもWBSの個性を殺してはいけない」と入山教授は語る。

心に火をつけるビジネススクール

ビジネススクールは授業を提供する場だけでなく、人に出会う場としても重要な役割を担っている。それは、ゼミを中心にdynamic learning community を作るというWBSのビジョンのひとつでもある。「はっきりいえば、WBSに在籍する教員たちは皆、WBSを辞めても困らない方々ばかりです。実業界に戻ったほうが、お金だけなら稼げるかもしれない。でも、そういう人たちが、『WBSが面白いから、ここをもっと良くしたい。若い人たちを育てたい』という共通のパッションと認識の元に集まって、みんな自由にやっているけれどきちんと結果をだす。まさに自律分散型の組織、いま流行りの言葉で言えば、ティール組織に近いんですよね。一方、WBSを受ける社会人学生たちは、会社の中で何か自分を変えたくてもやもやしている人も多い。でも、WBSに来ることで火がつくのです。結局仕事ってパッションですから」。

米国と日本の両方を経験した結果、「国内MBAプログラムの意義はとても大きい」と入山教授は話す。米国ではMBAは転職のための資格であるが、国内ビジネススクールには純粋に学び、刺激を受けたい人が受けにくるため学生の質が高いという。「変化の激しい時代に多くの方が不安を抱えていると思いますが、自分が変わったり、外の知らない世界に触れたりすることは、とても楽しいことでもあります。魅力的なカオスであるWBSには面白い人材が集まって、日々変化と学びと刺激を楽しんでいます。そして私たちが提供するユニークな価値は、これからのビジネス社会を生き抜く多くの方にも、とても必要なものだと思っています」。

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