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November 27, 2018 / 8:39 AM / 2 days ago

IoTを牽引するファーウェイの戦略

ファーウェイの社名やロゴをメディアで目にする機会が増えてきた。日本国内で同社が販売するSIMフリーのスマートフォンのシェアが5割超えたというニュースが注目を集めた。また、プロ野球のレギュラーシーズンでソフトバンク・ホークスの選手が被るキャップについたロゴを記憶している人も多いだろう。しかし、ファーウェイがどんな会社なのかを知っているビジネスパーソンは意外と少ないかもしれない。技術の革新によって私たちの社会や暮らしが大きく変わろうとしている中で、実はファーウェイの果たす役割は大きい。同社がそうした動きにどう関わっているのかを探ってみた。

スマートフォンだけの会社ではない

スマートフォンの有力メーカーとして、その存在感は高まる一方のファーウェイ。調査会社のIDCが発表した2018年第2四半期の世界シェアでは、アップルを抜いて世界2位となったことが明らかになった。

一方で同社の事業の中でスマートフォンの売り上げが占める割合はおよそ4割に留まる。売上高の半数を占めるのは、事業者向けネットワーク事業で、この分野では世界のトップシェアを誇っている。ファーウェイはスマートフォンだけの会社ではないのだ。では、同社はどのようなことに取り組んでいるのだろうか。

急速に変化する世界

インターネットはここ20年の間に社会に浸透、その周辺から派生する技術革新は想像を超えるスピードで進み、私たちの周囲では大きな変化が起こりつつある。

「モノ」のインターネットと訳されるIoT(Internet of Things)はその代表的な例で、PCや携帯端末だけでなく、身の回りのあらゆる「モノ」が自らインターネットにつながることがその特徴だ。それぞれの「モノ」に取り付けられたセンサーが、インターネットを通じて伝える情報により、私たちはそれらの「モノ」をコントロールすることができるようになってきている。

IoTは、産業に変革をもたらすだけではなく、私たちの未来を一変させる大きな可能性を秘めている。

世界中で開発が進められる自動運転システムは、センサーを搭載した自動車が距離を計測し、画像処理デバイス間のネットワークにより無人での運転を可能にするもので、各地で実証実験が行われている。人々の移動が容易になるだけでなく、渋滞の解消や緩和、事故の減少などに役立ちそうだ。

物流では配送や在庫管理では、すでに労働力不足への対応にもIoTが貢献しはじめている。

医療でも、医師よる診断に不可欠な医療データを利用した遠隔医療により、多くの人々が診療を受けやすくなるといったことが期待されている。

後継者不足や生産性の向上に課題を持つ農業の高度化でも、IoTは大きな注目を集めている。

それ以外にも、災害復旧や、介護、日々の暮らしなどIoTの関わる分野は大きく、さまざまな可能性が検討されている。そこでもファーウェイは大きな役割を果たしている。

ファーウェイの戦略

ファーウェイは2018年4月に中国・深センで同社グループの経営戦略説明会、「第15回グローバルアナリストサミット」を開催した。そこで同社が発表した「グローバルインダストリービジョン2025」は、IoTなどの注目分野でのビジネスプラクティス、ソリューション、技術革新を概説したレポートだが、それによると25年までに世界のネットワーク接続数は1,000億に達し、企業の86%がAIを活用、23兆米ドル(2576兆円*)相当のデジタル経済が創出されるとしている。23兆米ドルという数字を見ると、動き始めた新しい技術のインパクトにあらためて驚かされる。

その「サミット」では、「あらゆる人、家庭、組織にデジタル化の価値を提供し、すべてがつながったインテリジェントな世界を実現する」という同社の新ビジョンとミッションが紹介された。取締役兼最高戦略マーケティング責任者である徐文偉(ウィリアム・シュー)氏は「ファーウェイはとどまることを知らないイノベーションを通じて、すべての産業セクターが完全につながったインテリジェントな世界に参画できるように支援していきます。そして世界各国のパートナーと手を携えていきます」と宣言した。 

ファーウェイ 取締役兼最高戦略マーケティング責任者 徐文偉(ウィリアム・シュー)氏

同社はその言葉通り、IoTに関しても多様な産業・業界団体との協力を推進している。

ファーウェイは、各産業および通信事業者向けに、オープンソースのIoTオペレーティングシステム、IoT通信チップ、IoT接続管理プラットフォーム、IoTネットワークインテグレーションサービスなどを提供しているが、IoTソリューション向けのアプリケーションの提供や、産業デバイスの開発・再販、インテグレーションサービスの提供は行わないとしている。IoTのエコシステムの構築やパートナーとの連携に力を入れることで、IoTソリューションを産業に組み込み、その商用化を促進することに注力していくというのだ。

個人投資家にも人気の高い独立系証券アナリスト会社、ティー・アイ・ダブリュの藤根靖晃氏は「IoTシステムにおいては、ウォーターフォール型の開発ではなく、大まかな仕様だけを決めて小さな単位に分けられた開発を<計画>、<設計>、<実装>、<テスト>を繰り返すアジャイル開発が適していると考えられます」と指摘する。

IoTによる膨大な接続の1つ1つには独自の要件があるため、「1社ですべてのソリューションを賄うことは不可能で、同業他社や関連分野をはじめとした様々な事業者との連携が欠かせなくなっているのです」(藤根氏)。

高い技術を持つファーウェイが「ICTパートナーとして、製造メーカー、通信事業者、ICTベンダー、アプリケーションソフト開発メーカー、研究所および政府機関が、広く手を取り合い、共創していく」という道を選んだ背景には、そうしたこともありそうだ。

ファーウェイの戦略は?
技術の革新によって私たちの社会や暮らしが大きく変わろうとしている中で、ファーウェイの果たす役割は大きい。ファーウェイの情報は >>

投資のスケールとイノベーション

ファーウェイは変革の時代をけん引するトップランナーだが、同社の生命線は「とどまることを知らない」(徐文偉氏)イノベーションだろう。

イノベーションの創出のために同社は、毎年売上高の10%以上(2017年度は14.9%にあたる約1兆5,509億円*)を研究開発に投じている。投資規模はアマゾン、アルファベットに次ぐ規模で、サムスンやアップル、トヨタなどを超えている。

イノベーションの創出をベースに、パートナーと利益を巡って争うことなく、オープン性、コラボレーション、成功の共有の実現に注力し続けるというファーウェイの今後の取り組みが注目される。

*為替レートはいずれも1ドル=112円で計算

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