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March 27, 2020 / 6:15 AM / 14 days ago

不透明感を増すマーケットで注目されるCFD取引

新型肺炎の感染拡大で不透明感を増すマーケットだが、そうした中で、ゴールド(金)や原油など、株式市場や為替相場にも影響を与える金融商品の値動きが注目されている。そうした金融商品に投資が可能な金融商品がCFD取引だ。

強い金、反騰の機会をうかがう原油に投資したいが

金と原油の現状について専門家に尋ねると、日本貴金属マーケット協会代表理事の池水雄一氏は「NY株式市場が歴史的高値を更新する中、金も上昇するという流れが昨年から続いてきました」と語り、「リスクオン時には、資金逃避先としての金は下落するという動きが自然だったのですが、新型肺炎の問題が顕在化するまでは株も金も上昇するという特異な動きになっていました」と続けた。

一方で原油について、資源・食糧問題研究所代表の柴田明夫氏は「原油の先物商品であるWTI原油は、2月に50ドルの節目を割りこみました。新型肺炎の感染拡大が市場心理を冷え込ませているためです」と話す。

 

出典 リフィニティブ・ジャパン株式会社

池水氏はこれまでの金と株式の異例とも言える同時の上昇について「世界的な金融緩和で世の中に溢れた資金が株式市場のみならず金にも流入したことが背景にあります。さらに、過去9年間金利を上げてきた米国が昨年9月に利下げに動いたことがその流れを後押ししました」と分析する。さらに「イランや新型肺炎の感染急拡大といった地政学的要因が金をより押し上げています」と話す。

「米中貿易戦争やBrexitなど、先が見えない未来に投資家の不安は大きく、安全資産としての金の役割はさらに大きくなるでしょう」と池水氏は見ている。

柴田氏は「OPECプラス(石油輸出国機構とロシアなど非OPEC協調産油国)は、1月から協調減産拡大をスタートしましたが、上半期の石油市場は供給過剰になるとの見方が大勢のようです」と見る。3月6日のOPECプラス閣僚級会合では、協調減産の延長や減産幅の拡大について議論されたものの決裂。その後、価格は一気に下落。このところは32ドル台で推移していて、今後も原油の上値は重そうです」と当面の値動きを予測する。

今後の動向については「イランを巡る情勢はいまのところ落ち着いているものの、依然として地政学リスクが燻り続けています。今後のWTI原油は、新型肺炎が沈静化するタイミングを見据えながら、反騰のレベルを探る動きとなるでしょう」と語る。

いずれも3月25日時点での見解だが、個人投資家にとって、強い金や、反騰の機会を伺う原油は興味深い投資対象だ。しかし、実際に投資するとなると管理も煩雑でハードルは高い。

金、原油など興味深い銘柄への投資が可能なCFD取引

そこで注目されているのが、投資対象となる商品の受け渡しをすることなく、売却時と買付時の差額の授受で決済が行われるCFD(Contract for difference=差金決済)取引だ。

 

FX取引を経験したことがある個人投資家にはおなじみの差額決済取引は、利益が出たら利益分のみを受け取り、損失が出たら損失分のみを支払うもので、担保として証券会社などに証拠金を預けることで取引したい金額を全額用意することなく取引が可能だ。つまりCFD取引もFX取引と同様にレバレッジを効かせ、手持ち資金よりも大きな金額で取引することができるのだ。

 

CFDの取引高でも業界最大手であるGMOクリック証券では、金や原油などのコモディティから、各国の株価指数や米国株の個別銘柄まで、世界の主要な金融市場の商品を参照原資産とするCFD銘柄の取引ができるという特長がある。さらに、CFDの取引口座を開設すれば、こうした取引の一元管理が可能になるということも大きな魅力と言えるだろう。

同証券のCFD取引では、手数料は何度取引しても無料だが、FX取引と同様に売値と買値の差額であるスプレッドがある。銘柄によっては夜間や祝日にも取引ができるので、日本のマーケットが休みの時のニュースやイベントにも対応が可能だ。またスマホアプリはもちろん、PC版の取引画面もあるので取引がしやすい環境が整っている。

投資可能な商品を見てみると、大きく分けて株価指数CFD、商品CFDと、バラエティCFD、株式CFDの4種類がある。

 

株価指数CFDは日経225先物を含む世界の主要取引所の株価指数先物を参照原資産としたものやアジア、ロシア、欧州、南アフリカ、ブラジルなどのETF(株価指数連動型)を参照原資産としたものなど31銘柄がラインアップされている。

商品CFDでは気になる金や原油をはじめとする6つの銘柄の取引が可能。バラエティCFDは恐怖指数とも呼ばれるVIX先物を参照原資産としたものや、ハイレバレッジ型のETF、ETNを参照原資産としたものなど12銘柄、さらにREIT型ETFを参照原資産にしたものが5銘柄。株式CFDは米国、香港の各取引所の個別銘柄を参照原資産としたもので、個人投資家の関心が高い注目銘柄も取引対象とすることができる。

 

市場が不透明な中、少額の証拠金からグローバルな幅広い銘柄に投資できるCFD取引は、わずかな価格変動で証拠金を超える大きな利益を得ることが可能だが、逆に証拠金を超える大きな損失が出る可能性もあるので注意しておく必要がある。もちろん最低必要証拠金額は相場の状況や為替レートにより変動するが、2020年1月現在ではWTI原油先物は3200円台、金スポットは8500円台での投資が可能だった。個人投資家にとっては投資のフィールドが広がる金融商品の一つと言えるだろう。

The Reuters editorial and news staff had no role in the production of this content. It was created by Reuters Plus, part of the commercial advertising group. To work with Reuters Plus, contact us here.

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